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新型コロナの感染拡大によって、会いたい人に会えず行きたい所に行けなくなった。それでも東京の友人はワクチン接種が終わり重症化しないと思い、闇営業している飲み屋で一杯したと言っていた。そして「お酒あります」と張り紙を出して営業している店は熊本の繁華街でも多いようなのである。自粛要請に対する考え方は千差万別、これでは感染拡大の防止は難しいと言わざるを得まい。 そして今想うことは、出来ることは出来る内にした方がいいということである。世界各地で渡航制限がなされている今、一番難しいのが海外旅行ではないだろうか。タイでの赴任が終え帰国したビジネスマンは、空港近くのホテルで三日間待機させられた上でPCR検査。陰性であっても実家のある都市ホテルでさらに2週間の自主隔離をさせられている。 そこで日々巣ごもりしながら思い出すのが、今までに訪ねた世界各地の都市、自然景観、さらにはそこで触れた歴史や文化などである。あの時に面倒くさがらずによくぞ遠く海外まで足を延ばしたと自画自賛しては、コロナの憂さ晴らしをしている。そして今一番可哀想なのは、せっかく入学した大学でキャンパスライフを楽しめない学生、恋人と楽しい語らいができない若者らだと思うと何か切なくなる。政治・行政はワクチン政策をもっとしっかりしろと国民が思うのは当然な話である。
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無聊と言えば、礼記の一節「小人閑居して不善をなす」を思い出す。私など欲の固まりの人間は、日々忙しくしている方が周りに迷惑を掛けないでいいよと言うことだろう。とはいえ、新型コロナの爆発的な感染拡大や秋雨全線による長雨により外出もままならず、その内に外出自体が億劫になった。不善をなすにもその機会がないというのが現状である。 そうなると休日は家に居て「なんばしょうかねー」と悩みは深くなる。たまたま家人が手を怪我したので、食器洗いは手伝うにしても時間的にはたかが知れている。後はお決まりの読書、録画したテレビ番組の視聴、締め切りの迫った俳句作り、居間でのパット練習ぐらいしかない。長雨のおかげで庭の水やりも不要になった。 今月の句会の兼題(テーマ)の一つは秋団扇あるいは捨団扇だが、まさに私自身が出番をなくした捨団扇状態なのには笑ってしまう。笑って誤摩化しても、目の前には無聊な膨大な時間の層が体積していることに変わりはなく、ただ困惑するばかりである。せめてアウトドアスポーツのできる日が早く来てほしい。
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2021年08月10日 ナポリを見てから死ねー「思いやり」
イタリアのナポリに行ったのは30年ほど前のこと。観光ガイドからは、ナポリはミラノやフィレンツェなど北イタリア諸都市と比べ貧しい地域であり、スりが多いので持ち物が盗まれぬよう厳重に注意された。確かに、路上駐車している自動車はいつ盗まれてもいいような古く汚いものばかりなのにかえって感心した。 そのナポリが8月9日のNHK「世界ふれあい街歩き」という番組で再放送されていたので、興味津々思わず見入ってしまった。そこでナポリ市民の意外な思いやりに感動したのである。 老舗カフェの客が帰りしな、出口でレシートを1枚、2枚と残していく。それは貧しい人が一杯のコーヒーを無料で飲めるようにと客が寄付したものと言う。また、年金暮らしの年配の女性がニコニコ顔で美容室から出てくる。先客がカット代を寄付してくれていたので、無料で美容室を利用できたと言うのだ。下町の人情を垣間見る気がして、ナポリの負のイメージが一挙に雲散霧消した。ところで、日本国内ではこうした試みはされていないのだろうか。あれば寄付してみたい気がする。
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