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北海道で起こった地震は2年前に熊本を襲った地震を思い起こさせた。熊本の地震では、2千年に一度の確率とされた地震がなぜ今起こるのかと疑問に思うと同時に怒りを覚えたものだ。そして今回も地震学者のコメントに再び驚かされた。今回の地震は未知の活断層が震源である、よって未知の活断層である以上は日本全国どこであろうと震度7クラスの地震はあり得ると言うのである。 そこで天災を随筆にしたことで知られる鴨長明の「方丈記」を改めて読んでみた。冒頭から、京を襲った火災、つむじ風、飢饉、地震、そして平清盛の福原遷都という人為的な災難まで一気呵成に書いてある。飢饉では京の都の半分で死者を数えたら四万人を超えたとあるぐらいだから、その悲惨さは半端でなものではなかったはずである。まさに、日本列島は天災を宿命づけられた風土なのだろう。 世界の大河としては、黄河、インダス川、チグリス・ユーフラティス川、ナイル川、ミシシッピー川、アマゾン川があり、前の四つの大河ではいわゆる4大文明が花開いたが、後の二つの大河では文明が生まれなかったと歴史学者トインビーは言っている。文明を生んだ四大河では氾濫があり、二大河では氾濫がなかったのである。だとすれば、天災と無縁ではない日本という国は、天災を乗り越えて来た歴史の中で、強靭な生き残りの知恵を育んで来たと言えるのではなかろうか。素晴らしい文化も一緒に。
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上海に久々に行くことになり、蟋蟀の話を思い出した。日本ではカブトムシや女郎蜘蛛(ジョロウグモ)を戦わせて勝敗を決める遊びがある。試合になると、子供たちが集まってカブトムシやクワガタムシの活躍に一喜一憂する。女郎蜘蛛の場合は、物珍しさもあってテレビ報道で見る機会が多い。 中国に蟋蟀を戦わせる遊びがあることは現地ルポで知った。強い蟋蟀の見分け方、取り方、育て方、育てる入れ物、餌、戦いの会場など知らないことばかりであり興味を覚えた。映画「ラストエンペラー」の冒頭部分には、幼い溥儀の飼っている蟋蟀が出てくる場面がある。 そうした事情があり、上海で蟋蟀を入れる容器を探し回ったことがある。そして、ある店でやっと一個見つけた時には感激した。その後に旅行会社に勤める同好の氏にお土産として容器を二個もらったりした。蟋蟀が冬を迎えると、飼い主は戦いに疲れた蟋蟀をその容器に入れて懐で温めて感謝の気持ちを伝える。私も庭で蟋蟀を捕まえてみたが、すぐに逃がして飼うに至らなかったのは手間暇を考えれば当然の選択だった。
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2018年08月28日 箸をおいてマインドフルネス
最近身体のがたつきを自覚するようになり一層健康が気になり出した。同年輩で鬼籍に入る例も散見され、これまた他人事ではない。とはいえ、デスクワークばかりでは運動する機会は少なく体重コントロールが難しい。 かくしてテニスやゴルフに汗を流す一方でジム通いに励むことになるが、かえってお腹がすき食べたり飲んだりするから始末が悪い。今はやりのライザップという手もあるが入会金が高いし時間が拘束されそうだ。 周りの人のダイエット成功事例を参考にしても、自分に合う方法にたどり着くには時間がかかる。そうした時ふと、食事中に箸を置くという昔の教えを思い出した。食べ物を咀嚼している時に、一度箸を置くと自然と口の中のものを多く噛むようになる。食べ物の味をより深く感じることができる。食事中にテレビを消し新聞も読まなければ、さらにマインドフルネス(心の満足感)が高まる。では毎回実行しているかと問われればYESとは言い難いが、胃を小さくしたいと思った時にはこの方法は大いに有効なのである。
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