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我が家の中庭に小さな池がある。水はポンプを使い循環させているが、その池に山法師の葉がしきりに落ちている。循環ポンプを動かさない日が続くと、池は途端に汚い池に早変わりする。それでも夏になると、トンボが卵を産みつけ蚊の幼虫であるボウフラが発生する。ある時などボウフラを食べてくれるかと期待して金魚を10匹放流したことがあるが、循環する水の流れに乗ってあっという間に10匹全部が姿を消した。唖然とすると同時にかわいそうなことをしたと思った。 その池も野鳥にとっては水飲み場になるらしく、しばしば小鳥が可愛い姿を見せてくれる。そうした時はカメラを急いで取り出したり、野鳥図鑑をめくったりして一瞬の出来事を楽しむのである。もっともやや大型のヒヨドリが来ると小鳥が寄り付かなくなる。さすがにカラスは来ないので、今のところ我が家の鳥の王様はヒヨドリだ。 ヒヨドリが池で水浴びするのは今までもよく目撃したが、ここ数週間訪れる一羽のヒヨドリは家の窓ガラスに何度も繰り返しぶつかって来る。家の中に餌があると思い追跡しているのか、単に人懐こいのか理由が分からない。ヒヨドリの習性かと思いネットで検索したが、そうした記述は見つからなかった。人間同様にヒヨドリにも変わった癖があると思い、そっと見守っている。
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この秋もS先生には大阪から熊本へ、一人新幹線に乗って講演に来ていただいた。冒頭に驚かされたのは、先生の両腕にできた内出血による大きなアザである。大阪でバスに乗る際、足が突然萎えて倒れた。親切な乗客がS先生の両腕を掴み起き上がらせてくれたの良いが、加齢のために皮膚が薄くなっている両腕は激しく内出血したのだそうだ。それでも約束を守って熊本へ来てくれるとは、S先生の根性は計り知れない。 講演の内容はいつもながら示唆に富んでいる。
「父母を大切にするのは感謝の心を知っているから」
「最高の到達点は他人を喜ばせること」
「教養とは相手の立場を考えて言動すること」
「粋な生き方とは、@あかぬけしている(反対は野暮)AハリがあるB色気がある(思いやり)」
などの話は、グサッと私の胸に突き刺さった。 これまでの人生で受けた講演は数知れない。そして今でも印象に残っている講演は数多い。帝国ホテルの村上料理長、女優如月小春さん、神戸大学の加護野教授、陸上の中村清監督、九州学院の米田剣道部監督、ウィンドサーフィンの今井さん。こうした人達の話は今でもよく私の話の中で引用させていただいている。願わくばS先生には100歳になった時に特別講演をしてもらいたい。
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NHKで「名前のつかない家事」という番組があり、興味を覚えコピーライターが書いた同名の本を買ってみた。例えば麦茶や牛乳のパックを1cmの高さほど残して冷蔵庫に返すのは主婦が嫌がる行為だと言う。麦茶を作り直したり、牛乳を買い直すタイミングが狂うからである。著者がつけた家事の名前は「1センチメンタル」。思わず微笑むネーミングである。 そうしたある日、NHKの「ファミリー・ヒストリー」でマラソン選手だった瀬古さんが出演しており、番組の中で恩師の中村清監督が紹介されていた。今は亡き中村監督にはかつて弊社まで来ていただき、ど迫力の講演をしていだいたことがある。その講演では早稲田大学の陸上部を立て直したことや瀬古選手を育成した話があった。その話の中に家事に関することがあった。 瀬古選手が世界選手権で大活躍している時に、中村監督は瀬古選手に対して「おまえは世界のどこに行ってもチヤホヤされ、女性からもモテルだろう。しかし勘違いしてはいけない。今日のおまえがあるのは、選手寮で毎日食事を作ったり、汚れたパンツを洗ってくれるオバさんがいたからこそなんだから。」それ以来私は、日々家事に勤しんでいる人には頭が上がらない。それにしてもNHKでは瀬古さんはそのことには触れなかったなあ。
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