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我が家にある小さな書斎は私にとってはオアシスである。それは書斎以外が砂漠という訳ではなく、美意識や価値観を誰に気兼ねすることなく発揮できる場所だからである。もちろんマイコレクションに囲まれる幸せもある。先日の古本市では作家や評論家の書斎探訪記を購入したが、これは一種の覗き見趣味の所以と言える。それぞれの蔵書の夥しさ、独自の整理法などに強い興味を覚えた。 書斎の抱える問題は物が自然に増えて収拾がつかなくなることである。最近はネット購入のし易さから好奇心に任せて購入した物が狭いスペースを侵略してくる。自然の森においては、木々が成長するために日照を得ようと少しの隙間を奪い合うのに似ている。 そうした混乱状況を一変させるには家に客を呼べば良い。客に書斎を見せるということは自分の内面を見せるに等しく、少しは化粧を施す必要があるからである。他人に見せるには恥ずかしい物もあるので、それらを省きながら物をあるべき所に配置し終えたならば片付けは完成する。もっとも書斎の新しい敵は、綺麗に片付けたスペースを狙って物を置きたがる家人である点が悩ましい。
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日本列島を歓喜の渦に巻き込んだラグビー日本チームの快進撃が終わった。4年前のワールドカップでは予選リーグ3勝一敗で3位となり決勝リーグに行けずにどういうこっちゃと憤りを感じたが、今回は4戦全勝と文句無しのベスト8進出であった。準々決勝の試合は南アフリカに力負けしたものの、立派な戦いぶりであったと思う。スポーツが与える感動は大きいと感じていたら、ふと社会人2年目の出来事を思い出した。当時は最初の赴任地である広島支店の銀行員であり、利付き金融債を地域の金融機関に売る仕事、つまり広島県・山口県・島根県3県を担当する営業の新人であった。カバン一つ持って、国鉄やバスを乗り継ぎ一泊や二泊の出張を繰り返していたのである。 そんなある日、いつもの宿泊地である山口市に隣接する湯田温泉の町並みを歩いていると、とある電気屋の店頭に大勢の人が集まりテレビ放映に釘付けになっている。群衆の肩越しにテレビ観戦をしていると、広島カープと巨人戦を実況放送しており、まさに広島カープの外人助っ人選手であるホプキンスがライト中段に優勝を決定するホームランを打った瞬間だった。すぐさま考えたのは、市民球団である広島カープが初優勝を飾った記念すべき日に、一人寂しく湯田温泉にいるべきではないということだった。 急遽、その日の宿泊と翌日の訪問予定をキャンセルして広島支店に飛んで帰ったら、応対した課長がよくぞ帰って来た、今から飲みに行くぞとなったのである。その日の広島の繁華街である流川、薬研掘の賑わいは想像を絶するものであり、行き交う人が皆抱き合い握手をする有様で、一生忘れられない一夜となった。そう言えばオチがある。先導した課長の革靴が行方不明になり、課長は見知らぬオカマ風の男性と意気投合していたからだとしばらくは冷やかされ続けたのである。
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好奇心に任せるままに購入したのが猫背矯正装置である。イスラエルを旅するテレビ番組を観ていた時、番組の中でハイテク企業が開発したという装置が紹介された。それが猫背姿勢になった時に振動して教える装置だった。日頃から猫背が気になっていたこともあり、さっそくネットで見つけて購入した。 ネット上での評価がまちまちなのが少し気になった。説明がすべて英語かヘブライ語?であり、確かに手探りで使用するしか手がないのには困惑した。イラストが専門アプリに出てくるので何とか使用できた。粘着性のある面を首の後ろ、肩甲骨の間に貼付ける。首が折れ少しでも猫背になると、途端にブーブーと振動が起こる。その度に背を伸ばし、胸を張るのである。 歩く、デスクで執務する、パソコンで作業する、いたる時にブーブーとやられる。その度にしゃんとする。その繰り返しである。今日など設定ミスなのか、5cmぐらいでも前かがみなるとブーブーとする感じだ。疲れはするものの意識付けするという点では効果は絶大だ。使用し慣れてくると、装置をつけなくても自然と猫背を意識することになるらしい。そうなったら装置は必要なくなるというのだから面白い発明であることは間違いない。もう少し頑張ってみるつもりだ。
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