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今日の朝刊にある夫婦が、「あれから6年」、「2016年4月14日21時26分」、「2016年4月16日1時25分」と窓に貼りだしている写真が掲載された。そうだ前震のあとに本震が襲った熊本大地震からもう6年が経とうとしているという事実に感慨深い思いがした。そこでスマホに撮り貯めている写真を熊本地震前まで遡り、現在までスクロールしてみると意外な事実に突き当たった。熊本地震の被害状況と復興の写真が数多くあるのだが、一段落する頃から国内外へ出張や旅行に結構行っているのである。 そして3年前から新型コロナ感染症が猖獗を極めると出張や旅行の写真は皆無となる。熊本県人にとって地震の被害とそのあとの復興の努力は決して忘れられるものではないが、こと行動に関しては新型コロナ感染症の衝撃は比べ物にならないほど大きかったことが分かる。それもそのはず、新型コロナ感染症は一地域や一国家の範囲に留まらず世界的規模で拡散したのだ。 とはいえ、身近なところで言えば地震から復興したところもそうでないものも混在しているのが現実である。たとえば熊本城の復興がしかり。愛して止まなかった阿蘇の垂玉温泉の滝の湯も壊滅したままだ。ここに掲げたのは、地震発生20日前の写真と地震発生後アクセス道路の整備を待って現地に行った時の写真である。前者には滝の真下にある滝の湯が見えるが、後者には滝の湯は跡形もない。我々熊本県人にとっては熊本地震の復興に留まらず、新型コロナ感染症という未曽有の体験を長い期間同時に強いられていると改めて感じた。
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2022年03月24日 「ふるやのもり」と3現主義
日本の民話に「ふるやのもり」というものがある。盗みに入った男と仔馬を食べようと侵入した狼が共にふるやのもりに驚いて逃げる話だが、その正体とは実は雨漏りであった。我が家も築20年を超えると多くの箇所に不具合が生じてきた。その都度手直しをしつつ住んでいるが、最近困ったのがふるやのもりである。コンクリート製の家は熊本地震でもびくともしない強い駆体を持っているが、天窓が雨に弱かった。 いつの頃からか雨が降るたびに天窓から水滴が滴り落ち、洗面器とタオルで急場をしのがざるを得なくなった。買ってきたビニールテープを屋上の天窓周辺に巻き付けてみたものの、素人仕事のせいかふるやのもりは容赦してくれない。そこで現場でその実態を見るしかないと思い、降りしきる雨の中屋上に行き、初めてお手盛りの修復作業の問題点を発見した。なんのことはない、巻き付けたビニールテープが中途半端で四つの隅から雨水が漏れ落ちていたのだ。 経営では3現主義が大切だと教わる。現場、現物、現象の三つだが、まさにふるやのもり事件は頭のみで解決策を考えた結果であり、3現主義の必要性を改めて感じた。雨が降る中現場である屋上に上がり、現物である天窓を実見し、雨漏りする現象を観察したことが良かった。このことを後輩に対しての生きた教材として使えないかと思っている自分が実にいじましい。
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熊本に春の訪れを感じさせる「植木市」が先週末閉幕した。会期中3度ほど足を運んだのは子供の頃から知っている伝統行事をこの歳になっても味わいたかったからである。何を買ったかといえば焼き芋と1500円の盆栽一鉢だから売り上げに貢献したわけではない。古道具屋の店先にあったイチローの首振り人形に惹かれて自宅でメルカリを検索すると新品且つ安い物があったので、これまた売り上げに貢献できなかった。 特に迷ったのは盆栽の購入であるが、それは過去に何度も購入しては枯らした前科があったからである。盆栽と言えば、喜劇王チャップリンが盆栽をジェスチャーした映像を見たことがある。また最近では巣籠りを強いられた結果、自宅で盆栽を楽しむ愛好者が世界中で増えており、海外からの注文により盆栽業者の経営が成り立っているらしい。 ということで、多分5回目の挑戦として安めの盆栽を購入した。自宅近くにある江戸時代の旧家は歴史的な遺産として保存され一般公開されているが、そこにあるのが謎めいた石造りの3列の棚である。しかしある時、これは盆栽を置き並べて水を遣り、剪定など手入れをした棚ではないかと思いついた。我が家の一鉢は郵便ポストの上に置き毎朝スプレーで水遣りをしているが、真夏を乗り切れるかどうかは決して予断を許さない。
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