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欧米ではトップがスピーチする時はユーモアがあったが良いと言われている。硬い話の前に少し笑える話をして、聴衆をリラックスさせた上で関心を集める匠の技である。私も何度か挑戦したことはあるが、ネタが少ない上に間の取り方も下手なので、壇上で立ち往生する羽目に陥ることになり危険極まりない。今は諦めて普通にしゃべっているが、ネタがあれば披露したいとはいつも思っている。 ときどき巨人軍の長島元監督や有名タレントをネタにした小噺で世間が盛り上がることがある。こうしたネタは真実かどうかよりも本人の日頃の言動やイメージにより、さもありなんと思わせるところがポイントなのである。世界各国でも多様な小噺が作られているが、一国の元首である大統領や首相は一般庶民にとっては雲の上の存在であるゆえに、面白おかしく揶揄(やゆ)されることが多い。 日本の総理大臣の小噺で気に入っているものを二つ。 一 沖縄で開催された先進国サミットで、森首相がクリントン大統領に挨拶した時のこと。 森首相 (緊張しすぎて「How do you do?」と言うべきところを)「Who are you?」 クリントン大統領 (笑って)「I am Hillary`s husband.」 森首相 (すかさず) 「Me too.」二 国会議事堂の前でデモしている青年が「安倍首相の馬鹿野郎!」と叫んで逮捕された時のこと。 青年 「自由に発言できる日本でなんで逮捕されるんだ?」 警察 「君は国家秘密を暴露したからだ。」 体調不安説がある安倍首相には元気を回復していただき、この国難とも言うべき時に強いリーダーシップを発揮していただきたいと思っている。
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連日の猛暑に庭の木や花が萎れたり赤茶け始めた。とりわけ植栽の「りゅうのひげ」は直射日光にさらされ弱り切っている。見るに忍びないので朝か晩には水やりをする。葉が変色している所は念入りに、かつ頑張れよと声をかけながらの作業である。ついでに庭全体にも水やりをするが、何気なく眺めている庭には思いがけない発見があった。 まずは可愛い昆虫たちが庭を住処にしている。落ちてくる水に驚くのは、ハグロトンボ、ナツアカネ、揚羽蝶、黒揚羽、シジミチョウ、カマキリなどである。一匹のナツアカネは、水を避けつつ毎回その赤い尾っぽを見せて右往左往する。庭には芋虫がいるので、脱皮した蝶々たちは庭を故郷と思っているに違いない。 問題は酔芙蓉に巣食う毛虫である。そもそも酔芙蓉という花を知ったのは、おわら風の盆で有名な富山市八尾に行ったからである。軒先に置かれた酔芙蓉は、朝から昼にかけて花びらが白から赤に染まっていき、風の盆を一層引き立てる。毛虫はその酔芙蓉が大好物らしい。そんな毛虫を見つけたのは水やりのおかげである。見つけてからは毛虫退治がこの2週間の日課となっている。恥じるように赤くなる酔芙蓉の花を見るためには、しばらく毛虫たちとの戦いには気が抜けない。
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今年のお盆休みはコロナ感染のリスクから移動を自粛する動きが強まった。九州新幹線の利用が半減したと聞くと、影響を受けている企業の苦労が偲ばれる。それに加えて連日の猛暑である。気象予報士は危険を伴う暑さであると警告をならし、熱中症の患者が激増している。熊本県について言えば、4年前の熊本地震、今年のコロナ感染者の増加、球磨川の氾濫、そして危険な猛暑と悪いことが続いている。 同年輩や年配者と会うと、昔はこんなに暑くはなかったという話になる。気象庁のデータを調べてみると、東京の8月の平均気温は明らかに上昇している。主な年の平均気温を抜き出してみる。私が生まれた1950年は26.2度。200年は28.3度。昨年は28.4度。そして今年は8月半ばまでの平均で29.2度を観測しているから、70年前に比べて3度も上昇している。異常な高温が日本列島を襲っているのは疑えない事実である。「昔はこんなに暑くなかった」とは本当のことだった。 もしもこれが地球温暖化の影響ならば、この異常な高温は常態化する怖れがある。インド洋などの大洋の海水温が上がり、結果として来年以降もゲリラ豪雨が日本の河川を氾濫させ、さらには台風を巨大化するかもしれない。世界のリーダーが地球温暖化の抑制に舵を切らなければ、若い世代は厳しい自然環境に対峙せざるを得なくなると懸念している。
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