芭蕉林通信(ブログ)

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2021年01月04日 コロナに適応・リモート句会

 昨年の2月から始まったコロナの感染拡大によって、当たり前のことができなくなりはや1年を迎えようとしている。約10年に亘って開催してきた月1回の句会も12月は集まることを断念した。一つの部屋に6〜7名が集って句を出し、選び、感想を述べ合うこと自体に感染リスクを感じたからである。

 とはいえ、俳句は季語の世界である。その月・その季節でしか詠めない俳句というものがある。月1回の開催を辞めるということは、その時の季節感を失うことになりかねない。そこで考えついたのがリモート句会である。メンバーは一カ所に集合するのではなく、リモートで句会に参加する。すなわち、決められた日程に従ってスマホやパソコン、または郵便で投句し、事務局が全句を一覧表にしてメンバーに回覧。メンバーが選句したものをさらに一覧にして全員に返却したのである。

 手探りのリモート句会であったが、一応は成功したと言える。改善すべきは、選句した際の感想がない点であり、次回は選句の時にそれぞれの感想を記述してもらおうと考えている。進化論を唱えたダーウィンは、生き残るものは変化に適応したのものだと指摘している。わが句会もこれまで以上に、コロナに適応していきたいと願っている。 (写真は富士山の初日の出)

2020年12月16日 家ジム

 新型コロナ感染の拡大により消費者の消費行動が様変わりした。自衛のためには国民一人一人が様変わりせざるを得なかったと言う方が正しい。その結果は当然出るくる訳で、業界によっては壊滅的な売上減少に襲われたりしている。これは運が良い、運が悪いとして分類するしかない。企業努力の埒外であることが悩ましい。

 巣ごもり消費という言葉が語られるようになった。家庭内で過ごす時間が増えるので、家庭内消費が増えるのは事の道理である。コロナ前にブームになりかけていた健康センターやアスレチックジムは、感染の恐れがあるとの認識が広がり利用を敬遠する人が増えた。その代わりに、家庭内で身体のケアをするという家ジムという考え方が出て来ている。

 かくいう私も、20年間毎月かかさず通っていた整体を中断しているし、謡の個人レッスンはお休みをいただいている。しかしながら、歳をとるに従い身体は固くなる一方なのでケアの必要性はいや増している。そこでやむを得ずに始めたのが家ジムである。フィットネスマットの上でストレッチ、スクワット、バランスポールで体幹の調整、そして足裏マッサージ器の利用など、いつの間にか手作りの家ジムが誕生した。

2020年12月14日 カステラは洋菓子か和菓子か

 GO TO トラベルを利用して雲仙の温泉旅館に宿泊をした際、地域クーポン券という買い物券をもらった。当日か翌日中に、その地域の登録店でのみ使えるという制限付きである。そこで、帰り際熊本行きのフェリー乗り場で長崎の特産品であるカステラを家族への土産に買った。日頃ならばもったいないと思う買い物も、使い切らないと損をすると思えば大胆な買い物ができるものである。

 ブランドものと違うカステラではあったが、美味しいことには変わりはない。さっそく近くに住む孫に食べさせると、中学1年の孫息子が「じぃじ、カステラは洋菓子なの、和菓子なの?」と聞いてきた。難しい質問をする孫だなと思う一方、なぜ空は青いの、海は青いのと質問する素朴な疑問に通じるものだとその質問に答えられないまま感心した。

 そこでネットで調べると、意外と簡単に答えが見つかった。洋菓子とは明治以降に日本に入ってきたものを指すそうである。したがって、カステラは室町時代にポルトガルから日本のもたらされた物であるから、必然的に和菓子になるのである。小さいことではあるが、孫のおかげで知的好奇心が刺激されたのである。

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