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毎年恒例の古本市が地元百貨店の催事場で開催されたので、面白い本はないかと寄ってみた。過去には小村雪岱が挿絵を描いた「おせん」などが売りに出されていたので、少しは期待しての掘り出し物探しである。とはいえ、最近は珍しい本もネットで簡単に購入できるので、昔ほどの賑わいはなく売り場も年々縮小気味である。 街の行きつけの古書店が2軒出店しているので、まずはそこの奥さんに挨拶してから古本との格闘を開始した。仮設の棚に雑然と並べられた本や古い資料から欲しいものを探すのは結構疲れる作業である。しかし、お客さんの中には一つの棚にへばりついて一冊一冊熱心に探索している人がいて横目に見ながら感心する。私はと言えば、ある一定のスピードで棚の本を右から左へ、左から右へと視線を流すばかりでほとんどの棚をパスしていく。 そうした中で見つけ出した一冊が新聞の切抜き帖である。それは夏目漱石が熊本滞在中に作った俳句を坪内捻典さんが一句一句解説した記事であり、それら200枚を貼付けたものである。私自身が下手な俳句を作ること、夏目漱石に関心があること、そして自分でも美術関係記事を切り抜いていることから俄然興味が湧いた。価格は1650円だったが、作成にかかったであろう約1年という月日と労力を考えれば、私にとってはまさに掘り出し物の一冊となったのである。
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月曜日の朝、車で通勤する時にはNHK-FM「×(かける)クラシック」を聞く事にしている。モデルの市川紗椰とサクソフォン奏者の上野耕平の二人が軽妙な語り口でクラシック音楽を面白く紹介してくれる。18日の月曜日にあるハプニングが起こった。それは「かけクラ川柳」というコーナーで、聴取者が10月のテーマ「アート」をかけ合わせて川柳を投稿してくるのである。その一句を市川紗椰さんが紹介した時のことである。 ナポレオンの第二次イタリア遠征の際、彼は一枚の絵を画家ダヴィットに描かせている。それが「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」の一枚であるが、それを題材にした川柳が紹介された。詳細は覚えていないので不確かではあるが、こういうふうに紹介された。「峠越え オペラの国へ ナポリタン」。詠んだ本人も唖然とした様子がラジオから伝わって来たが、私は運転しながら思わず爆笑した。 その後の司会者二人のやり取りも面白かったが、私は私で今日は朝から縁起がいいやと嬉しくなった。何しろ笑う門には福来たるである。突然の言い間違いが一気に世の中をバラ色に変えてくれた気がしたのだった。
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今朝の通勤途上の出来事である。時間は午前8時3分、通称西回りバイパスの片道2車線を自家用車で走行中、突然右前方の反対車線で赤い乗用車と白い軽トラが接触した。と思った瞬間、2台は宙を舞い、赤い乗用車は一回転して道路脇に激突し、白い軽トラは跳ね返されて横転、反対車線にいる私の車の近くまで飛んで来た。まるで映画の激突シーンをスローモーションで見るかのようだった。 危うくハンドルを左に傾けるほどの至近距離での交通事故に驚いたと同時に、2台の車に乗っている人の安否がすぐに気になった。朝の通勤時なので対向車線の後続車は数多く、通行できなくなった人達によりすぐさま救急車や警察に緊急連絡がいくはずなので、私はそのままその場を立ち去った。 ただそこで気が付いたのは、私の車のドライブレコーダーに事故の一部始終が記録されているのではないかということである。もし記録されているならば、事故解明に役立たせるために警察に提供しようと思った。そこでさっそく自動車販売店に行きドライブレコーダーを確認してもらったところ、記録するチップが所定の位置からずれており、記録が一切されていないことが判明した。心底がっかりすると同時に、実際に自分自身が事故に巻き込まれた場合には記録なしに終わる可能性があった訳で、この機会に不具合が分って良かったと思い直した。それにしても午後3時現在、今朝の事故の詳細情報が入っていないことが気になっている。
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