2007年10月30日 秋晴れのドイツ、そしてオクトバーフェスタ
![]() 今回は、主にロマンチック街道を巡り、観光振興の策を得ることが主な目的でした。熊本市と友好都市関係を結んでいるハイデルベルグでは、都市景観を守るドイツ人気質に感心しました。次の訪問地ローデンブルグは、古城街道とロマンチック街道が交錯する街ですが、中世の町並みはおとぎの国のようで400年前の古い地図がそのまま使えるのですから驚きです。シュッツッツガルドは自動車の中心都市、メルセデス・ベンツとポルシシェの本社があり、2年前にできたベンツ博物館は自動車フャンにはたまらない見学施設です。デズニーランドのお城のモデルとなったノインシュバイン城を見た後、ミュンヘンでは世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスタ」を視察。入ったビール会社のテントは4000人収容で、満席のお客で熱気がむんむん。2週間の期間中に今年は690万人の観光客が世界から集まったというのですから半端ではありません。 今回の視察では、ドイツの税制、ライフスタイル、結婚観、環境対策などドイツ特有の制度やドイツ人気質といったものも勉強でき、大変有意義でした。 そして、アメリカ一辺倒な日本にいささか疑問を感じた視察旅行でもありました。 |
2007年09月28日 一に掃除二に信心
![]() 三年前に地元の古刹で座禅を組みましたが、無心になるどころかただ暑く、足が痛かったことだけしか思い出すことができません。禅というと公案とか悟りとかが頭に浮かぶのですが、この「一に掃除二に信心」という考え方は、実にわかりやすくすぐにでも実践できそうで心惹かれました。 そこで、今は我が家と会社で大掃除作戦を実施中ですが、捨てるべきものの多いのには内心あきれています。「省」という字には、反省するという意味と省くという意味がありますが、まさに省くことにより、周りがすっきりとして、本来の課題に集中できるものと思い、会社の仲間にも盛んに掃除の薦めを説いているところです。 私の場合は、美しい国ではなく美しい職場環境が当面の夢です。 |
2007年09月05日 マレーシア・シンガポールの発展に想う
![]() 15年ぶりに訪問したマレーシアの首都クアラルンプールは建設ラシュで近代都市に変身中でした。首都の象徴ともいえるツインタワーの迫力は、ASEANの底力をみるかのようで驚きました。 パーム油を取るためのパーム畑は至る所にあり、ディーゼルエンジンの代替エネルギーとして注目を集めているという話も興味深いものでした。これからの資源獲得は国家戦略として押し進められて行くことを栽培現地で改めて感じた次第です。 シンガポールでは、歴史を感じさせるラッフルズホテルで食事。夜はそこのロングバーでシンガポールスリングを賞味。「月と6ペンス」を書いたイギリスの作家サマセット・モームを偲ぶことができ、何よりの思い出となりました。 これからは日本が自由貿易協定を結んで、共に経済発展をしていく国です。両国の可能性を確信する旅でもありました。 |